姉妹―Two Sisters

2004年10月27日 読書
いつもながら吉村達也のホラー小説は怖い。
しかもハマる。

この『姉妹』は『箪笥』という邦題で7月に映画が公開されている。
映画は結局見に行けなかったけど、けっこう気になっていたので読んでみた。
韓国が舞台のこの作品は、日本人の作品とは思えないほどみごとに韓国色が強い(当たり前か?)。
というより、日本人ではわからない感覚もけっこうあるかも。
もともと映画があって、それをノベライズしたらしいのだけれども、ただ映画まんまではなく、作者のオリジナリティをかなり出しているということ。
これは映画を見ないとわからない。
DVDは12月発売ということだから、チェックが必要だね。
内容はとにかく途中まではわかりにくい。
しかし、衝撃のラストで一気に謎が解ける。
それにしてもこんな状況にいたら、普通の人なら精神的にもやられてしまう。
怖い。
それにサイコサスペンス的要素もある。

吉村達也の読みやすい文章ですすっと読めてしまう。
これはオススメの本だ。

コメント