忘れられない卒業式
2003年3月6日あ〜、今日も仕事でいやぁ〜なことがあった。
だ〜っ!もうっ!
朝の占いでは仕事運ばっちりだったはずなのにな〜。
いろいろと凹むことが多い。
でもま、なんとかなる…だろ。多分…。
ところで、5年以上前に、忘れられない卒業式があった。
卒業式は学校の記念講堂で行われる。
講堂の1階は在校生と卒業生、2階は保護者の席。
その2階の席一番前の列にある生徒がお母さんといっしょに座っていた。
その子はある病気で中学3年の2学期に入ったくらいから、入退院を繰り返して授業には出られなかった。
それでも卒業式だけは出たかったんでしょうね。
なんとか学校には来ることができた。
でも、クラスのみんなのところには行けなかった。
そんな、生徒のことをなんともいえない気持ちで見ていると、その子の名前を担任の先生が呼んだ。
卒業証書をもらう順番がきたのだ。
でも、その子はそこに座ったまま。
後ろからだったから表情は見えなかったけど、横に座ってるお母さんの泣いてる姿がすごい印象的だった。
友達はみんな元気な「はいっ!」って返事をして立ち上がってるのに、その子はただそれを見ることしかできない。
卒業式が終わると、その子は意外とすっきりした顔でこっちを見た。
そしてこちらに気付くと、少しだけおじぎをしたんで、「卒業おめでとう」とだけ声をかけた。
すると、「うん」とだけ答えて黙ってしまった。
となりで涙でくしゃくしゃになったお母さんを気にしながら、何か言った。
もう、今では何て言ったのかわからないけど、「ありがと」って言った気がする。
その子はそのままクラスのみんなには会わずに帰ってしまった。
そのとき、なんて自分は無力なんだと思った。
医者でもないから、その子に対して医療的なことなんてしてあげられるわけはない。
でも、もっと何かしてあげられたような気がする。
そのときはそんな気がした。
ほとんどなにもしてあげられなかった、その子に「ありがと」って言われるなんて、自分がはずかしかった。
今ではもう二十歳も過ぎているはずだけど、病気はなおったんだろうか。
元気でいるんだろうか。
元気でいてほしい。
いや、多分、元気でいるんだろう。
だ〜っ!もうっ!
朝の占いでは仕事運ばっちりだったはずなのにな〜。
いろいろと凹むことが多い。
でもま、なんとかなる…だろ。多分…。
ところで、5年以上前に、忘れられない卒業式があった。
卒業式は学校の記念講堂で行われる。
講堂の1階は在校生と卒業生、2階は保護者の席。
その2階の席一番前の列にある生徒がお母さんといっしょに座っていた。
その子はある病気で中学3年の2学期に入ったくらいから、入退院を繰り返して授業には出られなかった。
それでも卒業式だけは出たかったんでしょうね。
なんとか学校には来ることができた。
でも、クラスのみんなのところには行けなかった。
そんな、生徒のことをなんともいえない気持ちで見ていると、その子の名前を担任の先生が呼んだ。
卒業証書をもらう順番がきたのだ。
でも、その子はそこに座ったまま。
後ろからだったから表情は見えなかったけど、横に座ってるお母さんの泣いてる姿がすごい印象的だった。
友達はみんな元気な「はいっ!」って返事をして立ち上がってるのに、その子はただそれを見ることしかできない。
卒業式が終わると、その子は意外とすっきりした顔でこっちを見た。
そしてこちらに気付くと、少しだけおじぎをしたんで、「卒業おめでとう」とだけ声をかけた。
すると、「うん」とだけ答えて黙ってしまった。
となりで涙でくしゃくしゃになったお母さんを気にしながら、何か言った。
もう、今では何て言ったのかわからないけど、「ありがと」って言った気がする。
その子はそのままクラスのみんなには会わずに帰ってしまった。
そのとき、なんて自分は無力なんだと思った。
医者でもないから、その子に対して医療的なことなんてしてあげられるわけはない。
でも、もっと何かしてあげられたような気がする。
そのときはそんな気がした。
ほとんどなにもしてあげられなかった、その子に「ありがと」って言われるなんて、自分がはずかしかった。
今ではもう二十歳も過ぎているはずだけど、病気はなおったんだろうか。
元気でいるんだろうか。
元気でいてほしい。
いや、多分、元気でいるんだろう。
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